世界大百科事典(旧版)内のCalabarswellingの言及
【フィラリア】より
…オンコセルカはアフリカ,中南米など赤道直下の熱帯地方に分布し,皮下に寄生して腫瘤を形成し,またしばしば目にも侵入して失明の原因となることもある。ロアシジョウチュウはアフリカ中・西部に分布し,目の結膜からしばしば見いだされるほか,全身の皮下組織内を好んで移動し,このため鳩卵大の腫瘤が突然出現したり消失したりすることがあり,これをカラバール腫張Calabar swellingという。象皮病の存在は古くから知られており,ナイジェリアから出土した前500年ころまでさかのぼれる時代の作品と思われる彫像のなかに,象皮病による巨大な陰囊を有するものがある。…
※「Calabarswelling」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」