caminus(英語表記)caminus

世界大百科事典(旧版)内のcaminusの言及

【煙突】より

…【鈴木 博之】
[西洋の煙突]
 シェークスピアの《ジュリアス・シーザー》に,偉大なシーザーを見るために煙突に登ったという男が出てくるが,これはシェークスピアの思い違いで,ギリシアやローマの時代には,室内のたき火の煙を戸外に導く方法としては屋根に穴をあけておくだけであった。煙突を英語ではチムニーchimney,フランス語ではシュミネcheminée,イタリア語ではカミーノcaminoと呼んでいるが,いずれもラテン語の〈かまど〉を意味するカミヌスcaminusが語源で,煙突のなかった昔はどの国でも炉の意味に使われていた。現在もフランス語のシュミネは炉と煙突と両方の意味をもっている。…

※「caminus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android