世界大百科事典(旧版)内のCeratiumhirundinellaの言及
【渦鞭毛藻類】より
…この類はプランクトン生活をしていて,平常は魚類などの天然飼料として有益であるが,一部の種が異常に発生すると,赤潮の原因になる。マミズツノオビムシCeratium hirundinellaは淡水に大発生して水に臭気や味を生じさせる。海ではヤコウチュウNoctiluca ecintillans,ナガツノオビムシCeratium furca,ユミツノオビムシCeratium fusus,ゴカクウズオビムシPeridinium pentagonium,ススフタヒゲムシExuviaella marinaなどが普通にみられる。…
【琵琶湖】より
…だが琵琶湖はやや例外的で,多量に発生するケイ藻のStephanodiscus calconensisやMelosira solidaなどは,日本の他の湖にはまず,遠く北アメリカに分布するという。渦鞭毛藻類のCeratium hirundinellaは日本や世界の各地に分布するが,琵琶湖のものだけが形態を異にする。ミジンコのDaphnia biwaensisは固有種で,ホンモロコなどと同様に,広い沖帯を利用すべく沿岸帯に広く分布するD.pulexから,琵琶湖で分化したものである。…
※「Ceratiumhirundinella」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」