世界大百科事典(旧版)内のchoralpolyphonyの言及
【ポリフォニー】より
…また従来は宗教音楽が中心であったポリフォニーは,これ以後世俗音楽でも盛んになる。 声楽ポリフォニーchoral polyphonyが最盛期を迎えたのは15~16世紀のルネサンス時代である。15世紀前半のブルゴーニュ楽派では,イギリスで古くから発展していた3度(当時はまだ不完全な協和音程と考えられ,曲の要所での使用が認められていなかった)の用法と,大陸の複雑な対位法とが融合され,3度と6度の即興的な平行進行からなるフォーブルドンfauxbourdon(フランス語)に代表されるような,流れるような歌唱的旋律と3和音的な響きの豊かさからなる新しいポリフォニーが生まれた。…
※「choralpolyphony」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」