世界大百科事典(旧版)内のCiboneyesの言及
【キューバ】より
…
【歴史】
[植民地時代の初期]
キューバは1492年コロンブスの第1回航海中に〈発見〉された。スペイン人による征服以前のキューバ島にはシボネーCiboneyesおよびタイノTainosもしくはアラワクArawaksと呼ばれた原住民がいたが,比較的低い発展段階にあった彼らは,1511年にこの島に到来したスペイン人のD.deベラスケスが率いる遠征隊によって征服され,その後スペイン人による虐待や,彼らがもたらした疫病により,ほぼ1世紀後にはほとんど絶滅してしまった。スペインの植民地キューバは金の採掘によって一時繁栄したが,金が枯渇し,さらにスペイン人の植民活動の重心が大陸のメキシコやペルーに移動するにつれて,早くも16世紀半ばには停滞期に入ってしまった。…
※「Ciboneyes」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」