世界大百科事典(旧版)内のcriticalmicelleconcentrationの言及
【コロイド】より
…溶液中である濃度以上になると,数十個の分子が会合しミセルをつくる。この濃度を臨界ミセル濃度critical micelle concentration(略号CMC)という。ミセルはコロイド次元の大きさをもつので,臨界ミセル濃度以上で界面活性剤溶液はコロイド系となり,コロイドに特有の性質を示すようになる。…
【ミセル】より
…ミセルの存在は,1913年マクベーンJames William McBain(1882‐1953)により提唱された。濃度が十分低いとき,界面活性剤は分子状に溶解するが,ある濃度(臨界ミセル濃度critical micelle concentration,CMCと略記)になるとミセルを形成し,水溶液の性質はこの濃度を境にして顕著に変化する。ミセルの内部は親油性で,油類を溶かしこむことができる。…
※「criticalmicelleconcentration」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」