世界大百科事典(旧版)内のdāstānの言及
【ウズベク族】より
…動物や妖精が登場する作品のほか,日常生活に題材を取ったものの中では,冗談屋で知恵者ナスレッディン・エフェンディに,社会風刺のきいた話を語らせるラティーファlaṭīfa(滑稽話)が興味深い。ダースターンdāstān(叙事詩)も一般的で,英雄・戦記物,奇譚,古典文学に範を求めたもの,さらに,権力に抵抗する農民らの姿をうたった近代の作品と多様である。ウズベク文学は,中世トルコ語の一つであるチャガタイ語(古ウズベク語)によって書かれた文学の伝統を引いている。…
※「dāstān」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」