《Daśarūpa》(英語表記)Dasarupa

世界大百科事典(旧版)内の《Daśarūpa》の言及

【インド演劇】より

…演劇論書として最も古く権威のあるのは,上述のバラタの《ナーティヤ・シャーストラ》(3~4世紀ころ)で,演劇,舞踊から修辞,作詩法にも言及している。さらにこれを要約整理したダナンジャヤDhanañjaya(10世紀)の《ダシャルーパDaśarūpa》も演劇論として有名である。
[劇の構成]
 演劇論書によれば,サンスクリット劇は,(1)筋の発展をもたらす胚胎,(2)水中の油滴のごとく進展する動機,(3)筋を拡張する事件,(4)挿話的偶発事件,(5)終局の5要素を備え,さらにこの結末に達するために5段階が規定されている。…

※「《Daśarūpa》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android