世界大百科事典(旧版)内のD'Ancona,U.の言及
【ボルテラ】より
…とくに晩年の15年間に行った数理生態学の研究は著名である。これは娘婿の水産学者ダンコナU.D’Ancona(1896‐1964)から聞いたアドリア海における魚種交代現象の話に端を発するもので,彼はこの現象を説明すべく,1926年に被食者と捕食者の個体数変動に関する微分方程式モデルを,アメリカのA.J.ロトカと独立に,提出した。そして以後,種間競争のモデルをも含めて,さらに詳しく深い研究を続け,ロトカなどと並んで数理生態学の開拓者となった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」