世界大百科事典(旧版)内のdeceptionjammingの言及
【電子戦】より
…チャフはアルミ細線などをレーダー波長の約半分の長さに切ったごく軽量の電波の反射体で,これを多量に空中散布することにより敵レーダーはみずからの反射電波で隠され目標が見えなくなる。第2の方法は〈欺瞞妨害deception jamming〉と呼ばれ,妨害しようとする敵の通信電子装置からの電波を受信し,それを変調して疑似信号を作り再放射するもので,敵は疑似情報が混在するため混乱を生じる。レーダーの場合には距離,方位,速度および目標数などの欺瞞ができるので,一度照準(ロックオン)された場合でもそれを電子的に解除させることも可能であり,射撃管制用レーダーに対抗する自己防御手段として多用されている。…
※「deceptionjamming」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」