世界大百科事典(旧版)内の《Decoelestihierarchia》の言及
【ケルビム】より
…人間の姿をして神の使者たる職能をもった他の天使たちとは異なり,稲妻のような閃光を発して飛びかけるこの神秘的な2天使は,古代バビロニアの雷の閃光の擬人化に由来するものと考えられている。ディオニュシウス・アレオパギタに帰せられる著作《天上階序論De coelesti hierarchia》は天使の群を3群に,そして各群を三つの位の9位階に秩序づけ,トマス・アクイナスもそれを継承している。それによれば,セラピムが最高位を占め,ケルビム,トロニThroni(座天使)がこれに続いて第1群を構成する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」