世界大百科事典(旧版)内のDepero,F.の言及
【未来派】より
…とくにボッチョーニは未来派の理論に最も忠実な画家であった。建築におけるサンテリア,音楽におけるルッソロ,写真におけるブラガーリア,デザインにおけるデペロFortunato Depero(1892‐1960)らが,それぞれの分野で実験的試みを行っている。未来派の運動はマリネッティたちの活動によってヨーロッパに広く知られるようになったが,1920年代以後は,その国家主義的傾向がファシズムの受け入れるところとなり,しだいに思想的な危機に陥って,イタリアにおけるこの運動自体は自然消滅することになった。…
※「Depero,F.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」