世界大百科事典(旧版)内のDetre,L.の言及
【ワッセルマン反応】より
…ただし,同様の試みはこれ以前にフランスのJ.ボルデらも行っており(1901),補体結合反応の原理をも見いだしていたので,フランスではこの反応をボルデ=ワッセルマン反応と呼ぶことが多い。またブダペストのデートルL.Detreも独立に同じ方法による結果を,ワッサーマンのサルについての報告の約10日後,ヒトについての報告の前に公表している。 その後,この方法で検出される患者血中の抗体はレアギンreaginで,病原体そのものではないと考えられるようになり,40年代以降になって,ウシの心臓から抽出されるカルジオライピンにレシチン,コレステロールを加えた脂質抗原が用いられるようになった。…
※「Detre,L.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」