世界大百科事典(旧版)内のdeVaucouleurs,G.の言及
【銀河】より
… 1771年にC.メシエがまとめたメシエ星表(M番号)に38個が登録されたのをはじめとして,1888年のNGC星表や1895‐1908年のIC星表などの恒星でない天体,すなわち星雲や星団をいっしょに記載した天体表に収録されてきたが,32年にはH.シャプリーと,エームズA.Amesによって,約13等より明るい1249個の銀河だけを選んでその特性を記した銀河カタログ《Shapley‐Ames Catalogue》が出版された。現在ではド・ボークルールde Vaucouleurs夫妻らによってまとめられた《Third sekaidaihyakka_reference Catalogue of Bright Galaxies》(1991)がもっとも広く用いられ,2万3024個の銀河を収録している。収録数の多いものとしては,ツビッキーF.Zwickyらによる銀河と銀河団のカタログ(1961‐68)があり,3万1350個の銀河と9700の銀河団を収めている。…
【超銀河団】より
…銀河団よりもひとまわり大きい集団体系の存在は,1953年すでにド・ボークルールGerard de Vaucouleursによって提唱され,超銀河系と呼ばれてきたが,70年代末になってそれが宇宙全域にわたる一般的構造であることが明らかにされ,名まえも超銀河団となった。ド・ボークルールは比較的明るい銀河の天球分布が,ちょうど恒星の場合の天の川のように帯状の部分に集中していることを見いだし,天の川の類推から,われわれのまわりの近距離銀河が,回転楕円体状の有限な体系を作っているものと考えた(図1に明るい銀河の天球分布図を示す)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」