世界大百科事典(旧版)内の《Disquisitionesarithmeticae》の言及
【整数論】より
…ルジャンドルは,それまでに知られていた整数論の結果を《Essai sur la theorie de nombre》という著書にまとめたが,この書名から整数論という名称がでてきた。 1801年にはガウスの《数論研究Disquisitiones arithmeticae》が出版され,整数論は,それ以前の知識の集積という状態から体系的な数学の一分野になった。この著書においてガウスは,初等整数論の結果を系統立てて述べた後,平方剰余の相互法則の一般的な証明を与え,二変数二次形式論を展開して,その二次の不定方程式への応用を述べ,最終章においては円分方程式xn-1=0について論じ,2n+1の形の素数に対しては,正p角形で作図可能であることを述べている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」