世界大百科事典(旧版)内の《DonJuanTenorio》の言及
【ソリーリャ】より
…民間伝承や歴史に題材を求めた。彼の作品中最も有名なのが《ドン・フアン・テノーリオDon Juan Tenorio》(1844)である。これは,ティルソ・デ・モリーナの《セビリャの色事師と石の招客》や,アントニオ・デ・サモラの《満期にならぬ期限はなし》などを基にしたドン・フアンものであるが,ティルソの作品との最大の違いは,ドン・フアンが煉獄に落ちず,ドニャ・イネスによって救われることである。…
※「《DonJuanTenorio》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」