世界大百科事典(旧版)内のDrees,W.の言及
【オランダ】より
…50年代のオランダ経済は政治における国民的コンセンサスの実現,労使の安定,低い賃金・物価水準,工業化の推進によってめざましい経済成長と輸出拡大を達成した。 46年,社会民主労働党と自由民主同盟は解党し,国民政党をめざして労働党(PvdA)を結成し,労働党党首ドレースWillem Drees(1886‐1988)は48年から10年間にわたって共産党を除く幅広い連立政権を組んで多難な政局を指導し,高度経済成長を達成した。ドレース内閣にとって植民地独立問題と53年2月にオランダ南西部デルタ地帯を襲った大洪水とは大きな試練であったが,後者はデルタ計画としてデルタ地域締切り工事に結実した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」