世界大百科事典(旧版)内のDryasoctopetalaの言及
【氷河植物群】より
…これらの植物群に代わって,氷河植物群または極地高山植物群と呼ばれる植物群が分化し,その分布域を寒冷気候が支配する地域を中心に拡大した。この植物群は,その代表的植物のチョウノスケソウDryas octopetala L.の名をかりてドリアス植物群Dryas floraと呼ばれることもある。ムカゴトラノオBistorta vivipara S.F.Gray,マルバギシギシOxyria digyna Hill,ヒメカンバBetula nana L.など,今日,北極圏やヨーロッパ・アルプス,ロッキー山脈に見られる植物が,この植物群を指標し,中緯度地方の高山植物群の主要な構成要素をなしている。…
※「Dryasoctopetala」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」