世界大百科事典(旧版)内の《ExplorationsinEntrepreneurialHistory》の言及
【経営史】より
…1949年同じハーバード大学のコールA.H.Cole(1889‐1974)を中心に,経済史,社会学,経営学など諸分野の専門研究者による学際的研究組織として〈企業者史研究センター〉が設立され,〈企業者活動entrepreneurship〉すなわち企業者,経営者の性能とその活動の社会的意味の解明に重点をおく〈企業者史entrepreneurial history〉が,グラスらの狭義の〈経営史business history〉とは異なった新しい経営学の流れとして発展した。1959年まで活動を続けた同センターの研究成果は機関誌《Explorations in Entrepreneurial History》に発表され,コール著《Business Enterprise in its Social Setting》(1959)はその集大成である。企業者史学の最大の特徴は,企業経営の発展を各国社会に固有な思考行動様式(文化的要因ないし文化構造)との関連において考察しようとしていることであり,経済発展論にも大きな影響を与えた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」