Fairbain,W.R.D.(その他表記)FairbainWRD

世界大百科事典(旧版)内のFairbain,W.R.D.の言及

【幼児性欲】より

…また神経症は,エディプス・コンプレクスの克服に失敗して,性器性欲の段階から,幼児性欲の段階に退行したものと解釈される。 フロイトの幼児性欲説は,これまで精神分析学派内で全面的な否定を蒙ったことはないが,イギリスの対象関係学派のフェアベアンW.R.D.Fairbainは,1952年に,幼児は快楽を求める存在ではなく,対象(母親)をはじめから求める存在であると明言した。この見方からすれば,フロイトのいう幼児の自体愛は一次的なものではなく,幼児の自慰や指しゃぶりのような自体愛的行動は,他者の愛情獲得の象徴的な等価物であり,対象が得られないための代償的な行為であるということになる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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