世界大百科事典(旧版)内のFauchard,P.の言及
【歯】より
…木製義歯と歯茎との間には和紙を挟んで安定と衝撃緩和をはかっている。歯科学を独立した医学の一分野として確立したフランスのフォーシャールPierre Fauchard(1678‐1761)が初めて総入歯を老婦人のためにつくったのが1735年だから,1675年に死んだ柳生宗冬が総入歯を使っていたとすれば,日本の入歯も含めた歯科治療技術は海外と比肩できるものだったと思われる。口抜歯【池沢 康郎】
[医術]
中国の古代医術書では,〈歯〉〈牙〉〈牙歯〉などと書かれている。…
※「Fauchard,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」