世界大百科事典(旧版)内のFischer,K.の言及
【ワンダーフォーゲル】より
…自然と深く交わることから自己の存在理由を見いだし,民族や国家について思いをめぐらすことを求めたのである。1897年には,運動のリーダーであったフィッシャーKarl Fischerを中心に〈ワンダーフォーゲル〉の名を冠した推進組織がベルリンに設立され,しだいにドイツ全土へ活動が浸透していった。その主張は,徒歩旅行を行うことを通じて,自然,郷土,祖国,民族を愛し,意志強固で品行方正な青年を育てるというもので,野営生活の技術を学ぶことをはじめ,山登りの方法や民族舞踊に親しむ活動などもとり入れられていた。…
※「Fischer,K.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」