FlaciusIllyricus,M.(その他表記)FlaciusIllyricusM

世界大百科事典(旧版)内のFlaciusIllyricus,M.の言及

【教会史】より

…フライジングのオットーは,アウグスティヌスの《神の国》に似た立場から《両国史》8巻を書き,中世的教会観からの脱皮を望む15~16世紀の人文主義者らは,種々の批判的教会史研究を著した。プロテスタントのフラキウス・イリュリクスMatthias Flacius Illyricus(1520‐75)は,これをさらに進めて,古代教会の伝統を継承しているのがルター派であることを立証する著作に努めた。しかしカトリックのバロニウスCaesar Baronius(1538‐1607)は,いっそう多くの史料による総合的研究に基づいて,1198年までの《教会年譜》12巻を公刊し,この見解を反駁した。…

※「FlaciusIllyricus,M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android