世界大百科事典(旧版)内のfoiresdeChampagneの言及
【シャンパーニュ】より
…西のイル・ド・フランスや東のロレーヌの側には,急崖が南北に走っているが,これらを切ってセーヌ,その支流のオーブ,マルヌ,エーヌなどの河川が流れ,ポルト(門)とよばれる東西交通路を開いており,パリとライン地方とを結ぶ幹線交通路が走っている。このような交通上の要衝に位置しているため,この地方は古代から商業活動が活発で,フランドルの毛織物,イタリアを経由したオリエントの香料,スペインのなめし革,ドイツの亜麻,フランスのブドウ酒,岩塩などが,〈シャンパーニュの大市foires de Champagne〉で取引された。市は12~13世紀に栄え,トロアとプロバンで毎年2回,バール・シュル・オーブとラニー・シュル・マルヌで毎年1回開かれ,おのおのが6~7週間続いた。…
※「foiresdeChampagne」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」