世界大百科事典(旧版)内のForlanini,C.の言及
【気胸】より
…このような気胸を閉鎖性気胸という。1882年イタリアのフォラニーニCarlo Forlanini(1847‐1918)が肺結核の治療のために用いた方法で,化学療法剤のなかった時代のおもな結核治療法で,日本でも,1950年代まではよく行われた。肺を気胸により萎縮させ,安静とし,結核性空洞を縮小させて,治癒を促進させる。…
【肺結核】より
…コッホの結核菌発見は,これを実証したものであった。 肺結核の治療法として,イタリアのフォルラニーニCarlo Forlanini(1847‐1918)は1882年人工気胸療法を創始した。また95年のレントゲンのX線発見は,肺結核の臨床診断に画期的進歩をもたらした。…
※「Forlanini,C.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」