世界大百科事典(旧版)内のFosbury,R.の言及
【陸上競技】より
…走高跳びも当初は重心を最も高く上げる正面跳びだったが,バーの上で体を倒すウェスタンロール,さらにバーの上で腹ばいになるベリーロールと変化した。さらに68年のメキシコ・オリンピック優勝者フォスベリーRichard Fosbury(アメリカ)は,背中でバーを越し,頭からピットに落ちる背面跳びを考案,結果的にはこれが最も合理的であることがわかり,世界記録は大きく向上した。しかし,これも棒高跳びの場合と同様,かつて硬い砂場だった落下場所がソフトラバーを敷き詰めた柔らかいピットに変わったという着地面の改良がなければ実現しなかったことであろう。…
※「Fosbury,R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」