世界大百科事典(旧版)内のFoyn,S.の言及
【捕鯨】より
…しかし,乱獲によるこれら鯨種の資源減少に伴い,ノルウェーではシロナガスクジラおよびナガスクジラなどのような大型のヒゲクジラが注目されるようになった。 ノルウェーの船長フォインSvend Foynは,小型で速力の大きいスティーマー(汽船)を採用して敏速なシロナガスクジラやナガスクジラに接近することを可能とし,また捕獲クジラ処理のために,クジラ漁場近くに鯨油工場の建設を発案した。彼は,1863年に捕鯨砲を考案し,64年にノルウェー北東岸でまったく新しい方法をもって捕鯨に着手した。…
※「Foyn,S.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」