世界大百科事典(旧版)内のFränkel,A.の言及
【肺炎双球菌】より
…肺炎双球菌の感染鎖はヒトからヒトに結びついており(飛沫感染),閉鎖集団に感染が多発しやすい。肺炎双球菌は,1881年にL.パスツールによってヒトの唾液から発見され,ヒトの肺炎との関係は,86年にフレンケルAlbert Fränkelの広範な研究によって確定された。また1928年にはF.グリフィスによって,形質転換が最初にこの菌で発見され,O.T.エーブリーによって,この形質転換がDNAによることが44年に見いだされ,遺伝学の以後の発展の契機となった菌としても有名である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」