世界大百科事典(旧版)内のGaboriauの言及
【新聞小説】より
…また読者の期待を次回までつなぎとめるサスペンスの技法にも工夫が凝らされ,それが探偵小説隆盛のきっかけを作り出した。フランスではガボリオGaboriau(1832‐73)を始祖として,ガストン・ルルーの《シェリ・ビビ》をはじめ,《ルパン》《ファントマ》など探偵小説の傑作はすべて新聞連載である。現在,新聞小説の形式は,シリーズ物の映画,テレビの連続ドラマといった形で広くマス・メディアに利用されているが,新聞小説そのものは,アメリカに見られるように,よりなじみやすい連載漫画,連載劇画にとってかわられつつある。…
※「Gaboriau」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」