世界大百科事典(旧版)内のGalilei,V.の言及
【ガリレイ】より
…ルネサンス末期のイタリアの自然学者,天文学者。近代の数量的な自然観の樹立のために多大の貢献を行い,しばしば〈近代科学の父〉と呼ばれる。ピサで生まれた。父親ビンチェンツィオVincenzio Galilei(1520ころ‐91)は微禄したフィレンツェの貴族出身で,織物商を生業としたが,音楽に造詣が深く,かなり名の知られた人物であった。ガリレイは初め医者を志して,1581年にピサ大学に入ったがスコラ的な講義に幻滅を味わい,中途で退学した。…
【平均律】より
…しかし,これを理論的に最初に定式化したのはランフランコGiovanni Maria Lanfranco(?‐1545)やサリーナスFrancisco de Salinas(1513‐90)らの16世紀の音楽理論家である。その後,半音を17 : 18にとるガリレイVincenzio Galilei(1520ころ‐91)や,幾何学的算定法を用いたメルセンヌらにおいて12平均律の理論が提示された。一方,純粋に理論値として,53等分平均律をはじめ,19,31,41各等分平均律も考案された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」