世界大百科事典(旧版)内のGolitsyn,A.N.の言及
【アレクサンドル[1世]】より
…ウィーン会議で活躍し,キリスト教精神による世界平和をと神聖同盟を提唱したが,しだいに神秘主義的になっていった。反動的なアラクチェーエフと自由主義的なゴリーツィンAleksandr Nikolaevich Golitsyn(1773‐1844)とを巧みに使い分けていこうとした晩年であったが,結局,情熱と希望とを失い,国内に秘密結社の運動があることを知りながら,適切な処置を命じることなく,自らの継承者を生前に明示することもなくタガンログで没した。デカブリストの乱の契機はここにあった。…
※「Golitsyn,A.N.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」