最新 地学事典 「GPゾーン」の解説
ジーピーゾーン
GPゾーン
GP zone
A.GuinierとG.D.Prestonが独立に発見したジュラルミンに典型的にみられる微細構造。ジュラルミンではアルミニウムの結晶構造中に大きな銅原子をわずか(2~atom%)固溶していたものが,アニーリングにより単原子幅の薄い円盤状に銅原子が析出し,歪みを周囲に与え硬化している。このような準安定な偏析による微細構造を一般にGPゾーンという。天然の鉱物で,直方輝石・ダイヤモンド・かんらん石にも類似のGPゾーンの組織が見いだされている。直方輝石ではカルシウムに富む1.8nmの薄板状構造。
執筆者:赤井 純治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

