世界大百科事典(旧版)内のGrandsRhétoriqueursの言及
【シャンソン】より
…およそ70曲のデュファイのシャンソンはほとんどが3声で,最上声部優先の傾向は保持しつつ,下声部にも歌いやすい音型が与えられてほぼ全声部が対等に扱われ,抒情豊かな洗練された旋律が歌われるようになる。詞は題材の大部分を恋愛にとり,同時代の大押韻派Grands Rhétoriqueursの語呂合せや,詩行内の押韻,あるいは折句など技巧的な詩法によるものが多い。この時代にはなお歌曲定型が大勢を占めていたが,同時に近代的な有節形式やより自由な形式も徐々に現れはじめた。…
※「GrandsRhétoriqueurs」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」