世界大百科事典(旧版)内のGregoriusIXの言及
【異端審問】より
…独特の制度と目的をもった異端審問が登場するのは,12世紀後半以降,カトリック教会を揺るがせた,カタリ派,ワルド派異端への対処の結果である。1215年,第4ラテラノ公会議は,異端にたいする司教裁判の設置をもとめ,ついで31年,教皇グレゴリウス9世Gregorius IXは,教皇の直接的権限のもとでの,本格的な審問制への道をひらいた。 この審問制は,第1に,教皇庁に直属するところに特徴がある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」