世界大百科事典(旧版)内のgustumの言及
【ローマ】より
…ローマ人は一般にパンとチーズのみの朝食,同じくパンとチーズのみか,それに冷肉,野菜,少量のワインを加えた昼食をとったが,どちらも軽い質素なもので,一方を抜く人もいた。 彼らの主餐は夕食(ケナcena)で,これは普通3コースから成り,最初のコース(グストゥムgustumあるいはプロムルシスpromulsis)では卵やサラダ,塩漬魚,腸詰,ヤマネなどがオードブルとして供され,蜂蜜入りのワイン(ムルスムmulsum)を飲んだ。次にケナ・プリマcena primaといわれる主菜が続き,普通はローストあるいはボイルした魚・鳥類や獣肉(豚,兎,猪,鹿,野生のヤギ,羊など)から成り,水で割ったワインを飲んだ。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」