世界大百科事典(旧版)内のHaüy,R.J.の言及
【結晶学】より
…同じころ,イギリスのR.フックは,結晶は超顕微鏡的に小さい構成単位が,規則正しく繰り返して配列してできているという予想を発表し,この考えはその後の研究者にも受け継がれた。ことに方解石は,そのへき開片と同じ形の分子が図1のように密に積み重なっているので,図2のような形態を示すという説がスウェーデンの化学者ベリマンT.Bergmanによって唱えられ,フランスの鉱物学者アウイR.J.Haüyはこの考えを発展させて,18世紀末に結晶における有理指数の法則の基礎をつくりあげた。19世紀前半にはドイツの研究者が活躍した。…
【ラボアジエ】より
…90年新しい度量衡法設置について国民議会からの諮問に対し,アカデミー・デ・シアンスはメートル法を提案し,ラボアジエは翌年,度量衡委員会の会計・書記を任ぜられた。また体積の標準を決定するため,アユイR.J.Haüyとともに0℃の純水の密度を真空中で測定した。しかし,93年には恐怖政治が始まり,国民公会はすべてのアカデミーの閉鎖を決定した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」