世界大百科事典(旧版)内のHaberlandt,G.の言及
【傷ホルモン】より
…元来は,植物または動物体の一群の細胞が破壊されたときに分泌され,他の細胞の分裂や生長を促すと考えられるホルモン性の物質をいった。 植物では1892年にウィーズナーJ.Wiesnerがこのようなホルモンがあることを想定したが,実験的な証拠を示したのは1921年以降のハーバーラントG.Haberlandtらによる研究である。彼らは,傷ついた部位に細胞分裂を引き起こす物質は2種類あり,傷ついた細胞自身からくるもの(傷ホルモン)と維管束からくるもの(レプトホルモンleptohormone)とがあるという。…
※「Haberlandt,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」