世界大百科事典(旧版)内のHals,D.の言及
【ハルス】より
…オランダの画家。肖像画に動感と瞬間性を導入して新局面をひらき,また市民の集団肖像画を記念撮影的な平板な単調さから脱却せしめ,これを高い芸術的水準を備えたオランダ独自の画種として確立させた。大胆な躍動的な筆触で対象を生き生きと写しとるきわめて斬新な画風は,マネを筆頭とする19世紀後半のフランスの画家たちに大きな影響を与えた。 アントウェルペン(アントワープ)に生まれ,北部に亡命した両親とともに幼時にハールレムに移住。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」