世界大百科事典(旧版)内の《HamburgischeDramaturgie》の言及
【劇評】より
…それは戯曲分析を主体とし,単なる演技評であるよりも上演された劇全体に対する理論的批評が主体であった。この傾向がローマからルネサンス期の演劇批評にまで受け継がれるが,近世では市民社会成立とともにフランスのディドロの著作や,ドイツのレッシングによる《ハンブルク演劇評論Hamburgische Dramaturgie》(1767‐69)のように,旧時代の演劇美学に対する批評行為が大いに注目された。このように近代以前の西欧の劇評は伝統的に上演作品中心で,体系的,理論的なものであった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」