世界大百科事典(旧版)内のHarrison,R.G.の言及
【培養】より
…そしてそれから完全な植物体の形成が可能である。
[生体外培養の歴史]
生体外での細胞の培養は,1885年にW.ルーがニワトリ胚から取り出した組織片を,保温した塩類溶液中で数日間生かしておくことに成功し,ジョリーJ.Jollyがイモリの血液細胞を塩類溶液または血清中に取り出して,生きた細胞の運動と分裂を観察してはいるが(1903),細胞を再現性のある状態で培養器内で生育させるのに成功した最初はハリソンR.G.Harrisonであるといわれている(1907)。当時,脳や脊髄の中にある神経細胞の細胞体を,皮膚,腺,筋肉のような受容器官に結びつけている繊維の起源について,いくつかの仮説があった。…
※「Harrison,R.G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」