世界大百科事典(旧版)内のHassunaの言及
【ハッスナ文化】より
…イラク北部のハッスナHassuna遺跡において,イラクの考古総局がロイドS.LloydとサファールF.Safarの指導のもとに,1943,44年に,メソポタミア最古期と考えられた農耕村落を発掘して以来,そのI~V層を標式として設定された文化である。刃だけを磨いた石斧,石鍬,石刃鎌,石皿,穀物,牛・羊・ヤギの骨が,ピゼづくりの家,穀物の貯蔵設備,パン焼竈(かまど)などの遺構からなる村落址から,土偶,粗製および彩文・刻文土器とともに出土し,農耕・牧畜に基づく食糧生産を生業とした初期農耕村落のあり方として世界中から注目された。…
※「Hassuna」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」