世界大百科事典(旧版)内のHayimtobimの言及
【くしゃみ】より
…ユダヤ伝承では,イサクの子ヤコブは,当時くしゃみの後すぐに人が死ぬので遺言状をつくるなどの時間が欲しいと神に祈ってかなえられ,その子ヨセフは父の病を知る手がかりを得た。そのまじないが〈Hayim tobim〉(〈生命があるように〉の意)であり,今もくしゃみした人に唱えるという。古代ギリシアには,鼻の長い男がくしゃみをしても,あまり遠くで音が聞こえず,〈Zeu sōsōn〉(〈ゼウスよ,救いたまえ〉の意)というまじないを言うことがなかったという笑話がある。…
※「Hayimtobim」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」