世界大百科事典(旧版)内のheatbarrierの言及
【空力加熱】より
…このため,M2で飛行するコンコルドでは,機体をアルミニウム合金で作っても大きな問題はないが,M3以上で飛ぶ飛行機では耐熱性のあるチタン合金などの特殊な材料を用いなければならない(航空機材料)。このように空力加熱による温度上昇は,飛行機の速度向上に対する障害であることから,熱の壁heat barrierということがある。一方,宇宙船の場合,大気圏に再突入する際の速度は非常に大きく,例えばアポロ宇宙船はM37で大気圏に再突入したので,その前面は5000~6000℃にもなった。…
※「heatbarrier」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」