世界大百科事典(旧版)内のHeoclisisjaponicaの言及
【ウスバカゲロウ】より
…長さ約2mmの円筒形の卵は1個ずつ地中に産みつけるが,孵化(ふか)までに約20日を要する。幼虫はアリジゴク(イラスト)と呼ばれ,よく知られている例ではコウスバカゲロウMyrmeleon formicariusのようにすり鉢状の巣穴をつくりそこに落下した獲物をとらえるが,種によっては巣穴を形成せず,オオウスバカゲロウHeoclisis japonicaでは海岸の砂中に埋もれて身を隠し,コマダラウスバカゲロウDendroleon jezoensisでは岩の表面に生えた地衣類に擬態して,獲物を待ち伏せる。幼虫期間は長く約2年である。…
※「Heoclisisjaponica」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」