世界大百科事典(旧版)内のHerzogtumSachsenの言及
【ザクセン】より
…なお,福音書から題材をとった長編叙事詩《ヘーリアント》は,840年ごろに書かれた古ザクセン語の最古,最重要の作品である。
[ザクセン大公領Herzogtum Sachsen]
フランク王権が分裂,弱体化した9世紀後半以降,東フランク王国では諸部族の自立性が強まってゆく。ザクセンも東からのスラブ人の圧力,北からのノルマン人(北ゲルマン人)の侵入に対し自力で対抗せざるをえなかったが,その際,指導者としての頭角を徐々にあらわし,ついに部族全体に対する大公dux(ドイツ語ではヘルツォークHerzog)の地位を築くのに成功したのがオストファーレンに勢力をはるリウドルフィング(リウドルフ)家Liudolfingerであった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」