世界大百科事典(旧版)内のHirudineaの言及
【ヒル(蛭)】より
…ヒル綱Hirudinoideaに属する環形動物の総称(イラスト)。多くは淡水にすむが,一部は海産,または湿った陸上にもすむ。体は外部寄生生活に適応していて,体の前後両端に吸盤が発達している。ヒル類の生殖方法はミミズ類とよく似ているので,ミミズ類の直接の祖先から寄生生活に適応して生じたものと考えられる。世界で約360種が知られ,日本には60種ほどが生息する。 体は扁平または円筒形で,つねに34体節からなるが,各体節がさらに2~16体環に分かれているので,非常にたくさんの体節からなっているようにみえる。…
※「Hirudinea」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」