世界大百科事典(旧版)内のHofmeister,W.の言及
【世代交代】より
… 動物では,有性生殖と無性生殖とが交互に出現する上記のような例のほかに,両性生殖(卵と精子の合一による生殖)と単為生殖(卵細胞が受精を経ないで新個体となる生殖)が交代する場合(アリマキ,ミジンコ),両性生殖と幼生生殖(幼生が行う単為生殖)が交代する場合(タマバエ,ジストマ)なども広い意味の世代交代に含まれる。 植物ではドイツのホフマイスターWilhelm Hofmeister(1824‐77)がシダ植物とコケ植物ではじめて世代交代を発見(1851)したが,その後,他の多くの植物群でも見いだされている。植物の世代交代は同時に核相(染色体数)の交代を伴う場合が多く,その場合は,減数分裂による細胞の単相化(染色体数が2nからnになること),および受精(接合)による複相化(nから2nになること)が,それぞれの世代の起点となる。…
【裸子植物】より
…裸子植物を今日のように,種子(胚珠)が心皮(心房)に包まれていない植物として正しく認識したのは,ブラウンR.Brownである(1827)。1851年,ホーフマイスターW.Hofmeisterは球果類の球果とヒカゲノカズラ科の胞子囊穂を比較して,両者の器官学的相同性を論じた。これが裸子植物の分類学的位置を決める最初の重要な業績であった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」