世界大百科事典(旧版)内のhollowgravitydamの言及
【ダム】より
…高さ106m)などがある。
[中空重力ダムhollow gravity dam]
上流側のダイヤモンドヘッド(貯水を止めるため上流側に設けるブロックで,八角形の断面をもつものが多いのでこう呼ぶ),中間の扶壁,下流側のティル(耐震性を増すため扶壁の下流端に張ったコンクリート壁)が一体となったIまたはII字形の水平断面をもつコンクリートを並べたダム。その内部に空洞があるのでダム底に作用する揚圧力が少なくなるという利点を生かし,さらに上流面のこう配を緩くした三角形の横断面としてその上にのる貯水池の水の重さを利用して空洞によりダムの重量が減った分を補っており,重力ダムと同様にして転倒や滑動に対する安定性を確保している。…
※「hollowgravitydam」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」