世界大百科事典(旧版)内のHonoriusIIIの言及
【ドミニクス】より
…オスマ司教ディダクスDidacusに従いローマへ赴いた際,南フランスに広がっていたカタリ派(アルビジョア派)の精神と運動に接触して彼らの教化を志し,みずから福音の中のキリストの清貧に従って信仰真理の巡回説教者となった。1215年初めトゥールーズに福音の説教者教育養成所を設立し,新修道会を計画したが,これはついに16年12月22日教皇ホノリウス3世Honorius III(在位1216‐27)から認可を得た。この修道会はベネディクト会的な修道院と異なって,使徒活動による教会奉仕や修道院定住の誓約なしに行う民衆との交流を,総会と総会長の下にある中央統治組織の管轄の中で推進する托鉢修道会として急速に全西欧に発展し,福音宣教の一翼をになった。…
※「HonoriusIII」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」