世界大百科事典(旧版)内のHuygens,Constantijnの言及
【オランダ文学】より
…16世紀半ばに始まるスペインの専制支配に抵抗して独立を達成したオランダは,17世紀に入ると,ヨーロッパの最先進国としていわゆる〈黄金時代〉を迎え,学術・文芸が一時に開花して大詩人,劇作家が輩出した。田園詩劇《フラニーダ》(1605)や独立戦争の記録《オランダ史》(1642‐54)を書いたホーフト,喜劇《スペイン系ブラバント人》(1617)のブレーデロー,抒情詩《ハーグの森》(1621)のハイヘンスConstantijn Huygens(1596‐1687),詩劇《ルシフェル》(1654)や《追放されたアダム》(1664)のフォンデルなどがそれである。また,聖書のオランダ語国定訳(1637)が標準文章語の形成に与えた影響も特筆に値する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」